オペ室(手術室)が向いていないと考えている看護師

オペ室(手術室)が向いていないと考えている看護師へ

【オペ室看護師の悩みって?】
 オペ室において看護師の役目は、医師の手技がスムーズにいくようにすること。直接介助であろうと間接介助であろうと、それは同じ。器具の名前・サイズ、完璧な清潔操作、リアルタイムで書いていく記録etc.それが緊急オペでも、予定外の事態になったとしても求められます。

 

 あなたがオペ室に向かないと思うのは、何故でしょう。

  • 器具を覚えられないから?
  • 清潔操作が苦手だから?
  • 医師の欲するものがわからないから?
  • 直接医師とやりとりするのが嫌だから?
  • 緊急時にうまく対応できないから?
  • 緊張するから?
  • 呼び出しが嫌だから?

 確かに、オペ室は覚えることが多いですし、医師との関係も密ですよね。でも、オペ室を出ることで全てが解決するものなのでしょうか。

 

【本当のエキスパートは、どこでも働く】
 人間ですから、気分の乗る仕事とそうでない仕事があるでしょう。そつなくこなせているけれども、いつもオペ前から極度の緊張感で耐えられないとか。医師と長時間に一緒にいて医師の動きに合わせるのが嫌とか。
 でも、本当にできる看護師はどこの部署でもできる人です。専門職ですから、本来は気分で仕事の出来に差があってはいけないのです。

 

 オペ室は特殊な場所ですし、人材が成長するまで時間のかかる場所でもあります。ですから、なかなかオペ室勤務を経験する人は少ないでしょう。それは強みになります。一般病棟や外来はいくらでも経験できますからね。

 

 ただし、新人時代からオペ室勤務だと、逆にそれが弱みになることも事実。オペ室にはいきなり患者は来ませんから、ある程度お膳立てされた状態です。外来でトリアージしたり、夜勤を3人でまわすために何人もの患者を同時に受け持つとか、拘縮の強い人にオムツを上手にあてるとか。そういう経験をしていません。

 

 オペ室に向いていないと思うのではなく、看護師としてもっとたくさんの経験を積みたいという前向きな姿勢であれば、転職しても異動してもうまくやっていけるし、成長するでしょう。
 「天性のオペ室ナース」なんて、存在しません。みんな努力をしてきた結果なのです。一通りのことができるようになるまでは、向き・不向きは考えずにひたすら前をみることが望ましいですよね。逃げた記憶はいつまでも自分の心に残りますから。