慢性期病棟が向いていないと考えている看護師

慢性期病棟が向いていないと考えている看護師へ

【慢性期といっても、患者はいつも変化している】
 慢性期病棟の患者はリハビリや経過観察・施設待ちということが多く、病状はほぼ一定。とはいっても、私達の体調が日々違うように、慢性期の患者であっても毎日同じ状態ではありません。
 緩やかな変化をしつつ、1日の仕事の流れはほぼ同じ。具体的には何が嫌になるのでしょうか?

 

・いつも同じことの繰り返し
・変化が乏しい
・体位交換やオムツ交換等の、ケアが多い
・認知症が多い
・ケアが多いため、膝・腰が辛い
・退院調整が面倒

 

 といったところでしょうか。この中には、明らかに配置転換をした方がいい場合があります。身体的に負担がかかっている場合ですね。とくに腰は一度痛めると、うまくつきあっていくしかありません。そういう人はケアの少ないところに異動させてもらう、もしくは転職するということも必要でしょう。

 

 では、他の理由はどうでしょうか?一概には言えませんが、理由によっては急性期に異動するなりした方がよい場合もありますね。でも、どこにいってもつきまとう問題は、異動したからといって解決しません。

 

【異動・転職するなら、攻めの姿勢で】
 慢性期は比較的看護師の仕事もルーティンワークが多く、年をとってからでもやりやすい傾向にあります。一方で、急性期は患者の入退院が多く病状の変化も早いため、年を取るとしんどくなります。ですから、慢性期病棟の業務に面白味が感じられないというのであれば、思い切って急性期や救急外来へ異動してみてはいかがでしょう。

 

 若いうちに急性期を経験しておくと、50代になってから慢性期に行くということもできますし、自分に合っていると思えばそのまま急性期に残ればよいのです。一般的に急性期は上昇志向の看護師が多いので、その中に入ることでモチベーションと同時にスキルをアップさせてしまいましょう。

 

 ですが、急性期でも認知症の患者はいるし、ケアはあります。ですから、慢性期が向いていないと思う理由がこれらの場合は、異動したところで解決しません。面白味のある仕事だけやることはできないのです。

 

 異動や転職を希望する場合は「これが嫌だから」「向いていないから」という理由ではなく、「新しいことにチャレンジしたから」「もっとたくさんのことを覚えたいから」という前向きな姿勢で臨みたいもの。そうでないと、どこに行っても転職を繰り返すことになります。
 もちろん、慢性期でも自分で日々課題を設けて成長することもできますから、何でも安易に異動や転職に逃げるのは止めましょう。