看護師である以上、担当科や配属が変われば、ほぼ新人状態

看護師である以上、担当科や配属が変われば、ほぼ新人状態

 看護師は5年も勤務すれば、異動が当たり前。いつまでも居心地のいい場所にはいられないものですし、場所が変わればまた新人になってしまいます。看護師はこれを何度も繰り返していく職種なのです。

 

【医師やコメディカルとの違い】
 医師は研修医時代にほぼ全科を周りますが、一度選んだ専門を変えることは殆どありません。リハビリや相談室・クラークは、同じ病院に勤めていれば異動はありませんし、仕事内容は変わりませんよね。

 

 看護師はその点が他の職種と違います。基本の看護技術はどこでも使いますが、異動すれば仕事の内容がガラッと変わります。対象の疾患が変われば、患者層も変わります。看護師はそれに適応していくことが求められるのです。

 

 そして何年かごとに異動を繰り返していくことで、1人の人間を全人的に見ることができるようになっていくのです。

 

【場所が変わればまた新人】
 どんなベテランでも、異動すれば必ず勉強が必要になります。ある種新人ですから、新しいルールも覚える必要があります。でも、それまで培ってきた経験や知識は活かせます。そして異動を繰り返すことで幅広い経験をして、より良い深みのある看護ができるようになります。

 

 中には、異動することを嫌う人もいます。退職をちらつかせて異動を引き延ばす人もいるし、同じ部署に10年以上勤務し、自他共に認めるエキスパートになっていく人もいます。経験の浅いスタッフだけでは緊急時に対応しきれませんし、それはそれで医療の世界には必要な人材です。

 

 ですが、これからずっと同じ病院の同じ部署で働き続けることは、どんなにエキスパートになったとしても無理でしょう。そこで評価されて昇進でもしたら、今度は高い立場で未知の部署に行くことになります。
 看護師人生が40年あるとして、40年同じ場所に居続けることはできません。それに、同じ場所にいることは成長を妨げます。やはり、ある程度の年数がたったら異動していく方が、看護師として成長するのです。

 

 幅広い経験を積んでおけば、年を重ねてからでもその時々に必要とされることへ対応できる人間になっています。若いうちから変化を恐れていては、50代・60代になった時に使えないベテランナースになってしまいます。40年という長い期間を視野にいれて、自分のキャリアをマネジメントしていきたいですね。
 場所が変わればまた新人、それも前向きにとらえていきましょう。